クレーム対応コンサルタントのブログ

2020/05/03

看護補助者研修

兵庫県民間病院協会東播支部主催の「看護補助者研修」を実施しました。参加者は約60名、定員いっぱいの参加に恵まれました。当協会とのおつきあいはもう5年くらいになります。看護部主催の研修、事務長主催の研修と、年に数回同じメンバーに対し一つテーマで体系的にプログラムを組んで実施しています。

その一つとして今年企画されたのが看護補助者研修でした。

一番びっくりしたことは、この道15年以上のベテランが多くいること、そしてほとんどがコミュニケーション向上や人間関係を良好にするための研修を受けたことがないことでした。しかし、経験が長く、その経験で培ったノウハウは、経験の浅い看護師や医師よりもすごいものがあるのではないだろうかとも感じました。

オーバーな言い方ではなく、真綿が水を吸い取るような感じで、私たちの講義を受けてくださっている手ごたえのようなものを感じました。

今まで、名前ではなく「ホジョシャサアーン!」と呼ばれていた人が、最も患者に近いが故に、本当は病院を評価する大きな要素になっていることを今更ながら確認した1日でした。

病院の主役が、急性期病院から療養型病院に変わりつつあり、看護師の業務がどんどん専門化するこれから、看護補助の活躍は病院の評判と発展にかくことのできないものになると思いました。