セミナー報告

2025/07/11

看護補助者として学んでおくべき医療安全講座を開催しました。日々のケアに安心と気づきを

◆研修の背景と目的

医療の現場では、患者さんに安心して過ごしていただくために「安全」がとても大切です。そしてその安全を支えるのは、医師や看護師だけでなく、さまざまな職種の力が集まって成り立っています。なかでも看護補助者の方々は、日常のケアに深く関わる存在として、患者さんに最も近いところで大切な役割を担っています。
ウィ・キャンでは今回、看護補助者の皆さんに向けて「医療安全講座」を開催しました。転倒や誤薬、感染予防など、現場で起こりがちなリスクについて学びながら、「なぜ報告・連絡・相談が大事なのか」「どんな場面で安全に配慮できるか」といったポイントを、事例を交えてわかりやすくお伝えしました。
講座を通して、業務の中のさりげない気づきが、患者さんの命や笑顔につながることを実感された方も多く、「自分の仕事の意味を改めて感じることができた」という声が寄せられました。
これからも、看護補助者の方が安心して働き、学び続けられるような場づくりを進めていきます。一人ひとりのやさしさと気づきが、医療現場の大きな力になる——そのことをあらためて感じられる講座となりました。

 

◆実施概要

・日時:2025年7月9日(水)14:00~15:30

・対象:医療法人・福祉施設の看護補助者 12名

・開催形式:オンライン(Zoom)

・講師:児玉氏 看護師長経験者

 

◆研修内容とプログラム

  ・医療安全の基本概念

  ・看護補助者の役割と責任範囲の整理

  ・転倒・誤薬・環境整備における安全配慮

  ・「報告・連絡・相談」の習慣化

  ・チーム医療との関わり方

  ・事例ワーク:実際に起きたインシデントから学ぶポイント

 

 参加者同士の気づきを共有するグループ対話の時間も設けられ、現場での実践につながる工夫や視点が活発に交換されました。

 

◆参加者の声(一部抜粋)

「環境整備や声がけひとつが事故予防につながると改めて感じました」
「これまで“なんとなく”していた報告が、医療安全に直結していることが理解できた」
「他施設の看護補助者と意見を交わせたのが新鮮で、学びが広がりました」

 

◆講師からのコメント

皆様に関心のあるテーマだったので、日常のよくある事例を取り上げました。参加された方が、リアリティのある「ヒヤッ」としたことを発言してくださったので、ほかの皆さんもイメージがつきやすく、「気を付けた方がいい」と各々が感じていただけた講座となりました。

 

‍◆アンケート結果

研修内容については、業務に活かせると大半の方の感想です。

業務 3

 

◆今後の展開

今回の講座は、「看護補助体制充実加算」や「医療安全管理体制の強化」にも関連づけて実施されており、現場での教育体制整備や制度対応にも役立てていただけます。次回は「コミュニケーションを通じた安全行動」に焦点を当てた応用編の研修を予定しています。

 

◆研修内容や資料のご希望はこちらからお問い合わせください

https://www.wcan.co.jp/seminar/)